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Labyrinth 6

《回想》

「あたし、道明寺に話そうと思う。もう一緒にいれないって・・・・」

「先輩・・・花沢さんの事は・・・・・・・道明寺さんには?」

「言わない。花沢類に迷惑かけるのは嫌!」

「でも、理由はきかれるのでは」

「・・・うん。好きな人がいるってことだけ言う・・・何をしても道明寺を傷つける。けど、あたしが花沢類の事を好きだって言ったら・・・もっとあいつを傷つけてしまうから・・・」

桜子に話している自分の気持ちが、こんなにもスラスラと言葉にできることに少し驚いた。
あたしの気持ちは・・・きっと、もうずっと前に決まっていたんだ・・・
ただ、自分が誰かを傷つけることがわかってたから・・逃げてたんだ
あたしは・・・ずるい・・・・

「先輩?・・牧野先輩!!」

「えっ?あっ・・・」

「何自分だけの世界に入っているんですか。それで、花沢さんへの気持ちはどうなさるおつもりですか?」

「・・・なにも・・今更なにも言わない!言えない!花沢類の親友を傷つけてひどいことして、あたしは・・なんて言えない!」

嫌われたくない・・・花沢類に拒絶されることが…怖い・・・

「牧野先輩もしかして・・・大学お辞めになるつもりですか!?」

桜子はハッっと何かに気付いたように、瞳を大きくし前のめりになり叫んだ。

「さ、桜子叫ばないで・・・」

「あっ!・・・どうなんです?正直におっしゃって下さい。」

嘘は許さない鋭い視線がむけられて・・・最近考えていたことを話してみた。
桜子は妙に鋭いところがあるから・・・なぜか色々とバレテしまうんだよね。

「誰にも言わないって・・・約束してくれる?」

驚いた表情をして、少し考えたようだった桜子は・・・
ゆっくり頷いた。

「・・・大学は辞めるつもり。F4と関係ないとこで働きながら、大学検定を受けてみようかなって・・・みんなと今までみたいに一緒には・・・いられない・・・みんなには、F4には絶対言わないでっ!お願い桜子!!」

必死で頭を下げた。
もう、あたしのことでF4を関わらせてしまうことが苦しかった。
ううん・・・美作さんや西門さんにも嫌われてしまう事が・・・怖い。
みんな、道明寺のことを応援してくれて協力してくれていたのに。酷い形で裏切ってしまう結果にしようとしてる。

「わかりました。ただ一つだけ条件があります。」

「条件?な、何?」

「今聞いたこと、牧野先輩が望むなら誰にもおっしゃいません。・・・が、わたくしには必ず今後のこと連絡を下さい。」

「で、でも・・・」

「もちろん、皆様にはうまくごまかします。皆様を欺くなんて簡単なことです。・・・牧野先輩の事に関しては鋭い花沢さんが一番難題ですが・」

最後のほうは小声で聞こえなかったけど・・
きっと桜子ならみんなをなんとかしてくれる。
それに・・・桜子の事だから、今あたしが拒否の態度をとったら・・・速攻いまのあたしの状態が美作さん、西門さん・・花沢類にも流れてしまう。
そこが腹黒・・・桜子だもんね。

「わたくしは、先輩が幸せになる事が一番なんです。それが道明寺さんでも、花沢さんでも、誰でもいいんです!今わたくしがこうしていれるのは、牧野先輩のおかげです。先輩の為でしたらいくらでも協力させていただきますわ!・・・F4なんて二の次なんです!いいですか、わたくしからも姿を消そうとか思わないで下さい。わたくしを困らせないで下さいね。お願いいたします。」

ゆっくりと上品なお辞儀をする桜子。

「桜子!頭あげて!お願いされるなんて、お願いするのはあたしの方だよっ!」

「そうですわね」

にっこり笑った桜子は、小悪魔にしかみえないが・・・

「はぁ・・・迷惑かけて・・・ごめんね。ありがとう桜子。」

「・・・・ごめんねと、ありがとうは聞きあきた・・ですわね」

桜子がそっと何かを呟いていたけれど、あたしには聞こえなかった。
これからきっと桜子にたくさん迷惑をかけてしまうかもしれない。けれど・・・
味方になってくれる人があたしにもいる事が、正直うれしかった。

「いつ道明寺さんにお話になられるんですか?」

「会って言いたいから、都合聞きたくて連絡してるんだけど・・・返事なくて・・・直接行ってもNYにいるとは限らないしね・・・」

「わかりました。ちょっと調べてみます。」

「ありがとう、助かる・・・。」

「けれど・・・」

「ん?なに?」

「いいえ、なんでもありませんわ。」

桜子から、心配している方たちがいるから大学ラウンジへは顔を出すこと、絶対に勝手にいなくならない事を約束させられ別れた。
携帯を見ると、やはり道明寺からの連絡はない。
この一か月ずっと連絡しているのに・・・あいつ働きすぎ!大丈夫かな・・・










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ド素人の類つく2次ワールド♪
お引っ越しして、2ndのお部屋となります。
創作文はつたない文章でこざいます、妄想パーティーの世界です♪
ひろ~い心でお付き合いくださいませ!

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