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桜rain.1

ふたりで歩いたこの道。

桜がいつのまにか、満開になっている。


3年ぶりに歩く


いまは、ひとりで。


そして・・・・・


桜を濡らす優しい雨が、今もあたしの頬をつたっている。








◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇



「ま~きの」

優しく響く声に振り向くと、
ゆっくりと歩いてくる彼。

「そんなに急ぐと、また、ころぶよ?」

「えっ?もー!ちっちゃい子じゃないんだから~、だいじょーぶ!!はやくはやく花沢類」

先を歩くあたしに、後ろから見守るように歩いてる花沢類。

「おいてくよー」

長い桜並木。
最近のふたりのお気に入りの場所。

「あ。。」

「ぎゃっ」

上をみながら歩いてたら、
思いっきりつまずき、そのままアスファルトへ。

膝を擦っていると、頭上からこらえても止まらない様子の笑い声が。

「ククッ。。ほらね。大丈夫?」

そう言ってっ差し出された大きな手。
この手に何度助けられたんだろう。

牧野?って呼ばれて、あたしは花沢類の手を取った。

「牧野って、ホント期待を裏切らないよね。ククク。。。」

あたしの手を取って、楽しそうにゆっくりと隣を歩く。

「膝は?」

「えっ!??」

「ひざ。血は出てないけど、打ったんじゃない?」

「ぜ、ぜ、ぜんっぜんだいじょーぶっ!!」

「そう。なんか黙ってるからさ、痛いんじゃ」

ブンブン首を降るあたしに、花沢類は「よかった」って言って微笑んだ。


/////まさか花沢類に見とれてたなんて、言えない/////


いつから、この手の安心感と優しさを独占したいって・・・・
そう、思うようになってたかな・・・・

それと同時に、胸の奥に起きるチクリとする痛み。

つないだ手は、とてもあったかい。
手を繋いでるだけで安心する。

なのに・・・・・・

いつかこの手を話さなければならない

・・・・・現実。


過去に痛いほど経験した、彼らの世界。
今となっては、ほろ苦い。。。
いやっ、かなり苦い、苦すぎる思い出。

そんな時でも、ずっとそばに居てくれた

花沢類

繋いだ手に・・・不安を残したまま、時間だけが過ぎていく。


「まきの?」

「・・・あっ」

ポツポツと降り始めた雨。
桜を優しく濡らしていく。

「きれいだね」

「うん」

空を見上げた花沢類の「きれい」の言葉に頷いたけれど、ほんとは・・・
そんな花沢類の横顔が、とってもきれいで頷いたんだ。










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Author:shalimar
はじめまして(*^^*)shalimar (シャリマー)です。

ド素人の類つく2次ワールド♪
お引っ越しして、2ndのお部屋となります。
創作文はつたない文章でこざいます、妄想パーティーの世界です♪
ひろ~い心でお付き合いくださいませ!

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